あとがき

　というわけで次回からは「国際治安機構編」です。お楽しみに（違）。
　
　マイスターさんをメインに出してみようか、というのがこの話の本筋です。それだけのために出来上がりました。ある意味、愛が（笑）。そんな彼はどこにいっても美形です（笑）。
　とても頭のいい人、という設定があるので、メインに適用したら教授になっちゃいました。彼は二足のわらじをはいています。一つは民俗学の教授として。もう一つはイレギュラーズの腕利きエージェントとして。ちなみに本来の身分は教授なので、身元調査されてもこの事実は出てこないのです。もともとが暗殺者ですからねぇ…。ほかになんとも思いつかなかったです。魚屋とかされてもなぁ。両手に包丁を持ってものすごい速さで魚をさばく人とか…（想像中）…。それはそれで面白そうだけど（笑）。
　彼の武器は基本的に現地調達です。何かのゲームを髣髴とさせますが、これは狙いました（笑）。ていうか…そうなるしかなかったというか…。持ち歩いてたりしたら本当に捕まりますって。作中、銃器しか書いてませんけど、多分どんなものでも武器にして使えるでしょう。装備姿はあの独特のスニーキングスーツを思ってくれてまず間違いないです（笑）。あそこまでぴっちぴち（死）ではないですけど。さすがにバンダナをさせる気にはなりませんでしたが。もー、おかげさまで雷電とマイスターさんが一緒になって頭の中に住んでますよ（苦笑）。
　それとまあ、これも補足になるんですが、彼の任務は誘拐団に関する情報をもちかえること。ミルセとは所属が違うのでお互いのことは知りません。というより、彼女がいるセクションより上位セクションに位置付けられるので、彼は知っていてもミルセは知らないでしょう。そういうセクションがあるということ自身はミルセも知ってます。ミルセが入っていることを承知で命令を下したのでしょうから、誘拐組織の上層部に、世の中にそのような形で出てはならない人物、というのが名を連ねていたのだと思います。こういうことも作中に書きたかったのに、シリアさんが聞こうとしなかったからこんなところに書く羽目に。作者の言うことを聞いてくれません。もっともそういう事情なら、聞いても答えてくれないでしょうけど。
　さて、こういうタイプの話は確か書いた事がなかったはずなので（はず！？）難しかったですねー。やつらは勝手に動きたがるのに、こっちはそれについていけてない感じがします（苦笑）。ただまあ、久しぶりに重くない話を書けてよかった（笑）。おやかん暴走はグレードアップしています。多分、しばしの武者修行のおかげでより強力な兵器としてランクアップしたのでしょう。
　途中、ギャグとハード（？）に分かれてますが、読んでいただければ理由はわかると思います。最初はギャグのほうでした（笑）。ただ、自分でもだんだん気になりまして、じゃあ手直ししようかなと思ってああいうことになりました。基本的な話の路線は変わりませんので、どちらでも楽しんでくれたらと思います。ネットで公開しているとこういう面白いことができるのでいいですね。
　「goldfarbig Engel」というのは結局明示しませんでしたけど、まぁなんとなく想像つくんじゃないでしょうか。そのあたりは読んでくれた方にお任せします。
　さて、うるさいことはこれぐらいにしまして。読んでいただけた方、ありがとうございました♪

作者　拝